不同意性交等罪とは、被害者が「同意しない意思を形成、表明、全う」することが難しい状態で性交等を行う罪のことです。

 

 

不同意性交等罪についての変更は、2023年7月13日から実施されました。

 

この改正により、「強制性交罪」は「不同意性交罪」に名称と内容が変更され、同意のない性行為は犯罪となります。

 

具体的な要件としては、暴行や脅迫に加えて、アルコール・薬物摂取、拒絶する暇を与えない、恐怖・驚愕させるなどの8つの行為が含まれます。

 

性同意年齢も13歳から16歳に引き上げられました。

 

この改正には被害者の立場を重視する観点から評価されていますが、一方でその落とし穴も指摘されています。

 

合意の上での性行為が逮捕につながるケースなどがあり、美人局や逆恨みによる虚偽通報の問題も関連しているとの指摘され、その対処法や弁護士への相談が求められることもあるようです。

この法律改正は、一部の男性から悲痛な声が上がっています。

 

彼らの中には、「セックス前に同意を取らなければいけないなんて、ムードが作れないじゃないか！」と感じる人々もいるようです。

 

しかし、実は以前から「性的同意」については動きもあります。

 

セクシャル・コンセントの重要性

近年、セクシャル・コンセント（性的同意）の概念が注目されています。

 

これは性的な行為の前に、相手の気持ちを確認するというもので、より良い関係を築くために重要とされています。

 

ムードを壊すとの意見

一方で「毎回確認ってムードが壊れない？」という声も多くあがっています。

 

この意見は、性的同意が自然な流れを妨げると感じる人々によって表現されているものであり、彼らの気持ちも理解されるべきです。

というのが、改正前の考えです。

 

改正後は、必ず性的同意の確認をしなければ、いろいろな危険を伴うことになります。

 

 

不同意性交等罪と出会い系サイトでの美人局

不同意性交等罪の怖さ

この罪に関連する問題は、一夜限りの合意があったと思って性行為に及んだ場合に、相手から訴えられることがあるという事。

 

この新たな法整備は性暴力の抑止としての側面を持ちつつ、一部の意見では、男女の自由な恋愛・性交が困難になるとも考えられています。

 

不同意性交等罪で訴えられた際の対処法については、示談を結び逮捕や前科を回避するために弁護士への相談が推奨されています。

 

合意があったことを示す証拠には、メールやLINEのメッセージ、録音、録画などが挙げられています。

 

出会い系サイトでの美人局

美人局（つつもたせ）とは、被害者となる男性が女性と肉体関係を結ぶか、または結ぼうとした際に、女性と事前に共謀していた第三者が現れ、男性から金品を脅し取る行為を指します。

 

このような罠は出会い系サイトなどで多く発生しているとされています。

 

美人局の特徴や被害防止策について知ることで、被害に合わないための対策を取ることが可能です。

 

被害に合わない為には、以下のような手口や特徴に注意が必要です。

• やたらとスムーズな進展：出会いから会うまでが異常にスムーズな場合。
• 女性からの積極的な提案：性交渉への積極的な提案、外見の良さ、お金を払うと持ちかける行動など。

美人局の被害に遭わないためには、これらのサインに気を付け、知らない人との個人的な関係を急に深めないなどの対策が求められます。

 

女性と交際関係のない人が第三者として登場することも多いため、慎重に交際を進めることが重要とされています。

 

不同意性交等罪と美人局は、現代社会における恋愛と性に関連した重要な問題です。

 

美人局は特に出会い系サイトでの罠として存在し、被害防止策の認識が必要です。

 

美人局以外のケース

男性への被害は、美人局だけではありません。

 

女性が仕掛ける罠も存在します。

 

現在、出会い系サイトなどで行われている売春の相場は1万〜3万円だと言われており、最高でも5万円程度とされています。

 

しかし、改正された刑法における「不同意性交等罪」に関連する示談金の相場は200万円〜500万円と言われています。

 

一部の女性たちは、「イチャイチャしたい」「大人の関係」などの言葉で男性を誘い込み売春をしていますが、最近では同じ手口で「お金はいらない」とし、行為の後に「そこまでは求めていなかった」と主張し、不同意として警察に被害届を出すと脅されるケースが増えています。

 

刑事事件になれば人生への影響は避けられません。

 

女性から「警察に行く前に示談しても良い」と促され、仕方なく示談をすることになる場合が多いのです。

 

売春でお金を稼ぐ女性からすれば、行為は同じだが、稼げる額が大きく異なるため、警戒が必要です。

女性からの視点

• 女性は従来、恐怖から体が硬直して抵抗できない場合でも無罪とされるケースがあったが、改正によりこのような状況も考慮されるようになった。
• 女性が仕事関係の男性に押し倒された体験を報告しており、仕事上の恐怖心から抵抗や告訴が遅れたケースも存在するので、新法はこのような状況の改善が期待できる。
• 家族や夫婦、会社や学校といった場所で関係性が深いほど、性被害の声を上げにくい実情があるので、改正されたことで身を守りやすくなった。

このように、女性を守るために改正されました。

 

しかし、先述した通り、美人局の手口を利用して出会い系サイトがその温床になる可能性が懸念されています。

 

このような状況から、男性側は警戒し、相手との同意を明示的に示すために同意書にサインを求めるなどの対策を取ることが増えているかもしれません。

 

さらに、出会いから行為に至る過程を盗聴するなどの極端な対応をする男性も現れる可能性があります。

 

不同意性交等罪と美人局は、異なる性質を持つが、共通して相手との合意が中心となる問題であり、女性の視点からも注意が必要です。

 

不同意性交等罪では、合意の証拠の保存と意識が重要であり、美人局では、男女共に出会い系サイトでの注意深い対応が求められます。

 

なので、これからはワンプレイだけを目的とする男性が減り、デートを重ねた上で同意を求める男性が増えるとされています。

 

同意を求めない男性は、一連の流れを録音し証拠として残していることが考えられます。

 

その中に、個人情報や身バレの原因となる音声が残されていることを考えれば、うかつに出会い系サイトで男性と会えなくなることが懸念されます。

不同意性交等罪の改正により、性的同意の重要性が強調されつつ、男女双方からの様々な意見と感情、出会い系サイトにおける罠などの問題も浮かび上がっています。この法律改正は被害者保護を目的としているものの、その適用には慎重な取り扱いと、全体的な社会の理解と対応が求められる複雑な課題を提起していると言えるでしょう。

 

我々にも多くの相談が寄せられ、男性だけだはなく女性からの被害も出ています。

 

男性は、「出会い系サイト」「デリヘル」関連
女性は、「同意」「盗聴」関連

 

皆さん、気をつけてください。